施工管理 廣川公美

写真:施工管理 廣川 公美

「40年、50年と快適に住めるマンション」
となるように考えて施工しています

施工管理 廣川 公美

私は2年目の現場監督なので、ほとんどの現場で一番年下になりますが、先輩方の中に飲み込まれてしまわないよう、しっかり芯を持って仕事をするよう心がけています。

1年目は、周りの方に言われるがままに仕事をしている時がありましたが、このままだと現場が混乱しかねないので、現場全体をよく確認し、自分の基準を作り、誰とでもしっかり話せるように気をつけました。そうしないと、現場で職人さんから質問された時に、適切な指示が出せません。今は、そのようなことが分かるようになってきました。

皆さんプロの職人さんなので、それぞれ言っていることは正確なのですが、業種によっては、「こっちの方がやりやすい」といったことがあります。私の仕事は、現場を工程に合わせ事故がなく、効率よく進めることですので、しっかり全体をまとめることができるようこれからも成長していきたいです。

上村建設は、福岡の地に根付いて、企画の立案、設計、施工、リニューアル、グループ会社の不動産とトータルで行っているので、オーナー様にも安心していただけると思います。

上村建設では年間約80棟、1500戸を建設し、これまでの長い経験で得た現場の生の声を集約した「技術ファイル」があることが現場ではとても助かっています。

施工中は、建物に足場やシートが掛かっているので、至近距離からしか見ることができません。初めて、足場を解体した建物全体を見たときにはとても感動しましたし、また、オーナー様から「ここ、いいね」と言ってもらえたことが、とても嬉しかったことを覚えています。

私は大学で建築学科を専攻し、入学当初は設計をしたいと考えていましたが、その後のインターンシップなどで設計と施工の両方を体験し、自分で動いて、現場で様々な人と関わり、話すことが楽しく、施工の方があっていると感じたので現場監督という道を選びましたが、今では、本当に良かったと思っています。

現場では常に、建物の良い状態をできるだけ長く保って、「40年、50年と快適に住めるマンション」となるように考えて施工しています。後々、メンテナンス等が発生しそうな箇所は建設途中で、なるべく写真に収めるようにしています。特に配管や構造部分など、完成後は見えなくなってしまいますので、これらを記録に残しておくことが大切です。

私は、施工担当としてはまだまだの若輩者ですが、これからも現場経験を積んで現場の職人さんやオーナー様からも信頼されるようになりたいと考えています。