「ゆとり」を重視した扇形の建物(from第176号)

名称 メゾンドール荒木
間取り 3LDK 16戸
構造 鉄筋コンクリート造 4階建
所在地 久留米市荒木町2312番3

菊池有限会社は大牟田の会社ですが、上村建設に依頼した理由を教えてください。

私どもの会社は、病院などの建物を所有する関係上、これまでいろいろな医療関係の建物の建設にたずさわってまいりました。人の健康や心のゆとりについて考える機会が多かったため、これからの住まいは「ゆとり」が大切だと思っております。私どもの考えを理解してくださるところを探しましたけれど、なかなかありません。そんなときに上村建設さんに巡り会ったのです。お話をしますと、上村さんの住宅に対する考え方に私どもと共通する部分が多かったんです。それから見せていただいた上村さんの手がけられた物件は広々として、植栽も多く、ゆったりとした造り。それを拝見し、これなら、と思ってお願いいたしました。

久留米市荒木町で初めての施工となりました。手を広げたような珍しい形ですね。

敷地は約370坪ありますが、形が少し扇形になっているんですね。最初にできあがってきた計画図は、真四角の建物でした。しかし、敷地をもっと有効活用できないかと、もう一度直してくださったんです。ご自分たちのほうから提案し、設計図を何度も何度も書き換えてくださるのには感心いたしました。 そしてできあがったのは、扇形の建物。これまでにない斬新なデザインで、竣工が近づくにつれ扇形の建物が地域の皆様の目にとまるにつれ、随分と話題を呼んだようです。私どもからは、外観の色を自然に近いやさしい色にしてほしいとお願いいたしました。建物と周辺との調和は、大切だと思っています。

建物はバリアフリーにするなど、特優賃仕様になっているそうですね。

計画当初から、エレベーターを設置し、バリアフリーにして、緑地の多い住まいにしたいと思っておりましたから、結果的に特優賃仕様になったということです。エントランス部分の廊下は幅3m以上あり、部屋の中はすべてバリアフリー、バス・トイレには手すりがついています。地域の皆さんは最初、分譲マンションと思われたようですね。エントランスはずいぶんゆったりとしていますが、これからの住まいは「箱」をつくるだけではいけない。「遊び」もひつようだと思っています。上村さんの気配りのおかげで、満足のいく建物ができました。