税金が高くて払っていけませんので、2人の娘に1棟ずつ建てました(from第333号)

名称 エルマーナⅠ、Ⅱ
間取り 2LDK 24戸 / 3LDK 12戸 / 自宅 2戸
延床面積 2785.02m²
敷地面積 2363.51m²
竣工日 平成26年3月20日
構造 鉄筋コンクリート造 7階建 2棟
所在地 筑紫野市針摺中央1丁目17-22、17-27

3号線沿いのゆめタウン近くに、7階建てのマンションを2棟建てられた八尋様。先祖が懸命に守ってきた土地を娘へ、孫へと受け継いでほしいとの気持ちから最上階には、ふたりの娘さんそれぞれの自宅を作られました。

代々の土地を守るために

ウエムラさんとは25年の付き合いになります。いとこがウエムラさんでマンションを建てたことがあったので紹介してもらい、それ以来長いお付き合いをさせてもらっています。先祖が懸命に守ってきた農地ですが、税金が高く、畑や田んぼをやっていてもとても払っていけません。だからといって売ることはできません。売ってしまえばお金は右から左に流れて行ってしまいそれで終わりです。そこで有効な土地活用として子どもたちに受け継いでもらうために、マンションを建てています。今回で5棟目のマンション建設です。

ふたりの娘に託して

今回のマンション建設は10年前から考えていましたが、自分たち夫婦が元気なうちに、相続税対策として消費税増税前に建てることを決めました。ふたりの娘に託すために2棟建てましたが、2棟が干渉し合わないようにマンションの向きや土地の平等な分割などをウエムラさんが調整してくださいました。落ち着いた外観にエントランス、駐車場も十分にとりました。娘たちは1年かけてそれぞれにじっくりと考えたようです。特に自宅は自分たちが住むとあって、明るく広々としていて、生活動線を考えて勝手口からお風呂に直行できるなど、生活パターンと使い勝手を考慮したようです。

バトンタッチ

娘たちは「夢の家に住めた」、「ホテルにいるような感じ」などと嬉しい言葉を言ってくれました。マンション名の“エルマーナ”は、スペイン語で姉妹。娘たちが考えた名前ですが、これからも仲良く暮らしてほしいと思います。すでにマンションを建て託した息子も40歳を過ぎてそろそろ一人前、ある程度土地の管理などを任せてみようと考えています。息子や娘は、先祖がどうやって土地を守り増やしていったかを知りません。牛や馬を使い1年中働き続けて守ってきました。その土地を子どもや孫の代まで大切に受け継いでほしいものです。