代々受け継いできた市街化区域の農地にプレアを建設。周辺マンションと差別化することで、引き渡し前に満室となりました。(from第445号)

名称 ルピナス
概要 2LDK 10戸 / 3LDK 10戸
構造 鉄筋コンクリート造 5階建
延床面積 1472.68m²
敷地面積 1225.90m²
竣工日 2023年6月2日
所在地 大野城市川久保

ご家族が受け継いできた土地に企画型マンションプレアを建設されたオーナー様。
マンション建設を決意した経緯や建物へのこだわりを息子さんに伺いました。

二次相続への対策と20年後を見据えて、倉庫や事務所などテナント物件の賃貸経営から拡大し、はじめての賃貸マンション経営

マンション建設を計画しはじめたのは今から3年前のことです。それまでは倉庫や事務所などテナント物件の賃貸経営をしてきましたが、賃貸マンションは初めてでした。父からの相続、そして母からの二次相続対策として所有している田んぼを活用しようと考えたのです。実家は兼業農家で私自身も高校時代から両親と農作業に汗してきました。思い入れのある田んぼでしたが、近隣で区画整理が行われると固定資産税が上がり、周囲の田畑には次々と建物が建って、もう米を作るのには適さない環境だと感じていました。ウエムラさんのことは前々から知っており、周囲の建物や内覧会を通じて物件も見ていましたし、直近10年の入居率や家賃、地域のニーズなども調べていました。他社のプランも見ましたが、ウエムラさんのマンションなら10年後、20年後でもきっと大丈夫だろうと決断したのです。

一世帯あたりの自動車の保有台数や近隣の駐車場の空き状況を調査し、建物の配置を工夫して、最も悩んだ駐車場の課題を解決

ちょうどその時期、周辺に上村建設の企画型マンションであるプレア2棟が建設中でした。私もプレアの建設を計画していたので差別化を図らなければいけないと考え、情報を収集していました。最も懸念していたのは駐車場の確保です。この地域は車が生活必需品です。他の2棟は1戸当たり2台の駐車場を確保できているのに、私の土地は20戸のマンションを建設すると21台分の駐車場しか確保できない。15戸に減らして30台分の駐車場をつくった方がいいのか、ずいぶん悩みました。近隣の駐車場の情報を調べると結構空きがあり、一世帯当たり2台の車を所有している家庭は半数だということもわかりました。収支を計算すれば、やはり当初の計画どおりの20戸の方がいいだろうという結論に至ったのです。ウエムラさんには建物の配置に工夫を凝らしていただき、さらに3台分増やして24台分の駐車場を確保することができました。

周囲のプレア2棟と差別化するために、ハンズフリーで開けられるスマートキーを備えたオートロック機能のある冠木門を設置

周辺のプレアと差別化するために、冠木門のオートロックにハンズフリーで開けられるスマートキーを採用しました。買い物や犬の散歩(愛犬家のオーナー様の意向で犬のみ飼育可)などで両手がふさがっていてもスムーズに入れます。また冠木門とその横に配置したゴミ置き場を同じタイルにして一体化することにより、冠木門を大きく見せました。外観は近隣の新築2棟が濃い目のカラーリングだったので淡いベージュのタイルを選択。室内の玄関の床は大理石調、部屋の床は明るい木目、キッチンはコンクリート調の柄、バスルームの壁は新商品の大理石調にしました。ありがたいことに、引き渡しの前に駐車場も含め全て契約が決まりました。ご先祖様へ感謝の気持ちがこみあげてきて、とても嬉しかったですね。