建物の長寿命化と省エネを実現し、コンサルティング中心の店舗へリニューアル。(from第470号)

名称 西日本シティ銀行吉塚支店
工事内容 長寿命化工事(外壁補修・塗装、屋上防水、意匠金属ルーバー設置、ペアガラス交換 等)
構造 鉄筋コンクリート造
延床面積 923.30m²
敷地面積 738.39m²
リニューアル日 2025年7月22日
所在地 福岡市博多区吉塚

西日本シティ銀行吉塚支店はJR吉塚駅に近い県道沿いに位置し、半世紀以上多くの人に親しまれてきました。
今回のリノベーションで課題を解決し、地域の新しいシンボルとして生まれ変わりました。

築40年以上の建物を大規模に改修。長寿命化工事の内容とコスト面、デザイン性をトータルに考慮して上村建設さんの提案に決めました。

西日本シティ銀行の店舗は全体の3割が築40年を超えており、老朽化対策として、順次リノベーションする計画を立てています。そのひとつ吉塚支店は1971年の建築。定期的なメンテナンスはしてきましたが、今回は建物まるごとを改修する大規模な工事となります。施工業者を決める際にコンペをして複数社から提案をいただき、当行が希望した長寿命化工事の依頼内容が十分反映されていることや、コスト面、デザインなどをトータルに考慮して上村建設さんに依頼することになりました。とくに目を引いたのは店舗正面の外観デザインです。金属ルーバーをランダムに配置することで立体感と表情が生まれて、夜間はその羽板と羽板のあいだから差す光が幻想的なライトアップ効果を生みます。これまで電飾看板などはありましたが、建物全体をライトアップするのは初の試みです。駅が近く人や車も多い県道沿いにある吉塚支店がモダンな外観へと生まれ変わり、地域の新しいシンボルとしての役割を目指しています。

西日本シティ銀行は店舗の役割をコンサルティング中心の場に変革を進めており、温かみのある雰囲気を持ってお客様の動線やプライバシーを改善するリニューアルを実現。

内装については銀行の特殊性に対応できる工事会社に依頼し、暖色系の配色や木目の多用などで温かみのある雰囲気の店舗をめざしました。いま西日本シティ銀行は店舗の役割を事務手続きの場からコンサルティング中心の場への変革を進めています。ローカウンターを増やし、個室型の相談ブースを3つ設置するなどコンサルティングエリアを拡充し、相続や住宅ローンなど落ち着いた空間で、ゆっくりとご相談いただけるようにしました。また、駐車場側にあった貸金庫室をATMコーナーの後ろに移設することでお客様の動線を改善するとともに、貸金庫のプライバシーと利便性を高めています。職員用のエリアも食堂を広くして更衣室やトイレもリニューアルし、職場環境にも配慮したリニューアルとしました。

外壁補修や屋上防水の施工、窓ガラスをペアガラスに交換するなど、建物の長寿命化と同時に断熱性も上がり、空調性能も改善しました。省エネ化したことで企業として取り組む脱炭素化にも繋がりました。

建物の長寿命化については上村建設さんに外壁の打診調査をしていただき、浮き(剥離)などがある箇所は補修・塗装をしていただきました。ほかに屋上防水の施工、窓ガラスすべてをペアガラスに交換するなど、建物の長寿命化と同時に断熱性も上がり、空調性能も改善しました。西日本シティ銀行は2030年までの脱炭素化を宣言しており、このようなリノベーションによる省エネ化も脱炭素に寄与する取組の一環です。おかげさまで今回の工事で外観イメージの刷新、長寿命化、省エネルギー化、コンサルティング機能の拡充が実現できました。上村建設さんは工事の内容をイメージしやすいよう私たちにパースや模型を使って説明してくださり、また工事中も施工計画を3D動画で具体的に見せてくださいました。工事のあいだも銀行は営業を続けていましたので、土日を中心に夜間も工事し、営業時間中は音や臭い、近隣にまで配慮していただきました。会議で工程や進捗状況を細かく報告してくださったので、完成までとてもスムーズに運びました。