街に調和し生活を美しく彩るように、デザインの統一感を大切にした自宅兼賃貸マンションを建設しました(from第428号)

名称 エスパース シックII
構造 鉄筋コンクリート造 5階建
間取り 賃貸 2LDK 12戸
自宅(2LDK 1戸 / 3LDK 1戸)
延床面積 1260.80m²
敷地面積 784.87m²
竣工日 2022年3月1日
所在地 大野城市山田1丁目11-27

祖父が経営していた会社の跡地に自宅兼賃貸マンションを建設されたオーナー様。
今回は同じマンションにお住まいの娘さんに話を伺いました。

土地を最大限に活かす間取りプランで日照を確保することによって法律上の課題をクリア

ガラスやサッシの施工をする会社を経営していたのですが、閉社することになり会社跡地に両親と私の家族の住居兼賃貸マンションを建てることになりました。父が仕事柄ウエムラさんの評判をよく知っていて、地場に強くグループに不動産管理部門もある会社なので長くおつきあいできると考えたのです。まずウエムラさんには、土地を最大限に活かすプランをご提案いただきました。賃貸部分はすべてファミリー向けの2LDKで、ワンフロアに3世帯が入居できます。中部屋はどうしても日当たりが悪くなりがちですが、ベランダの一部を使ってリビングを広げて三面に窓を設置し採光しました。日照を確保することによって法律上の課題をクリアし、5階建マンションの建設が実現したのです。外から見るとこの中部屋のリビング部分が突き出て立体感があり、建物の個性になっています。内覧時にも好評の間取りでした。賃貸部分は全室対面キッチンのLDKですが、ベランダに面した横長のLDもあり、3パターンの間取りで入居者が選択できるようにしました。

街に調和する建物にするため、統一感にこだわったデザインを重視して打ち合わせを重ねました

私がデザイン面で最もこだわったのは「統一感」です。まず、この街に調和する建物にしたいと考えました。マンションにはさまざまな設備がありますが、一部分だけが浮いて見えたり色が合わなかったりという違和感は残したくなかったのです。外観は両親の希望を尊重し、母の好きな抹茶色の吹き付けとそれに合う濃いグレーのタイルでシックに仕上げました。エントランスは凹凸のあるタイルをボーダー状に貼って高級感を出し、周囲のブラウンと合わせて上品な仕上げに。居室の内装は外観が濃く引き締まった色なので、反対に明るく温かみが感じられるよう演出しました。はじめに床材を選び、その色に合わせて壁、設備を選んでカラーリングや質感のテイストを整えました。時には子どもたちに「どれがいい?」と聞いたり、家族の意見やウエムラさん、ハッピーハウスさんと打合せしたりしながらコーディネートしていきましたが、ウエムラさんは私たちの希望にきちんと耳を傾けて次々に実現してくださったので、仕上がりには大変満足しています。

車椅子で安全かつ快適に暮らせる住まいを第一に考え、廊下は車椅子が通れる広さにして、リビングはベランダの段差をなくしました

自宅住居部分は、両親と私の家族の住まいがワンフロアに隣接しています。父が車椅子を使っているので、とにかく安全面と使いやすさを第一に考えました。たとえば玄関はスライドドアを採用し、廊下は車椅子が通れる広さに。父が寝室から車椅子でスムーズにトイレに行けるようにして、キッチンと洗面所・バスルームをつなげて母が父に気配りしながら快適に家事ができるようにしています。ベランダを広めにしてウッドデッキを設置し、リビングとの段差をなくして出入りしやすくしたので、父がよく日向ぼっこをしています。私たちの住まいは、家族が集まるリビングダイニングをメインに考えて明るく広めにしました。大きなウォークインクローゼットに家族全員の衣類をしまい、ベランダから直接行けるようにしたので洗濯物の収納が楽になりました。やはり快適性の決め手は動線です。マンションが完成した時は言葉にならないほど感動したのと同時に、寂しくも感じました。それくらい、家族やウエムラさんとマンションを作り上げる日々は楽しいものでした。