代々の歴史ある土地で樹木や庭石を活かし、自宅を大正ロマン風に建て替え(from第431号)

名称 H邸
構造 鉄筋コンクリート造 2階建
延床面積 813.09m²
敷地面積 2262.8m²
竣工日 2021年5月

お父様の代からおつきあいのあるオーナー様から、築約60年の自宅の建て替えをご依頼いただきました。お父様とお母様が大切にしてきた樹木や石の配置をそのまま活かして、大正ロマン風の邸宅が完成しました。

建て替えるならしっかりとした基礎と災害に強い家となるよう、鉄筋コンクリート造の家にしたいと考えました

父の代からウエムラさんとのおつきあいがあり、今まで複数棟のマンション建設をお願いしました。実家の建て替えは父の念願でもありましたがなかなかタイミングが合わず、昨年ようやく実現の運びとなりました。「建て替えるならしっかりとした基礎と災害に強い家」という想いがあり、ウエムラさんなら技術面を信頼していましたので、他社を検討することなくおまかせしました。鉄筋コンクリート造りにした理由は、地震災害に備えて丈夫な家にしたかったということと、大通りに面した角地にあるため木造だと騒音や振動がかなり気になるという長年の経験からです。交差点が近く車の出入りがしにくかったため、正門の位置を変えてガレージ(重量鉄骨2階建)の建設もお願いし、来客用駐車スペースが確保できました。

敷地内の樹木や庭石をそのまま活かして、鉄筋コンクリート造りでありながら和洋折衷の雰囲気を持つ家づくりをお願いしました

高さが2階にまで届くマキの木をはじめ、樹木の一本一本もわが家の歴史であり、母の思い入れもありますので庭石とともに、できる限りそのまま残すようお願いしました。樹木と庭石すべてに番号を振って管理し、建設中どうしても移動が必要だった樹木はいったん別の場所に移し、あとで元の場所に植えなおすなど手間をかけていただきました。そして、それらの樹木を活かして正門から玄関までのアプローチを造りました。家のデザインコンセプトは「大正ロマン」。鉄筋コンクリート造りだけど和洋折衷にしたいと古い建物を見学したり、インターネットから集めた画像をウエムラさんに見せたりしてイメージを伝えました。造り屋根や四面バルコニーなどを配してイメージ通りの外観と内装に仕上がりました。

樹木を活かして正門から玄関までのアプローチを造りました。家のデザインコンセプトは「大正ロマン」

父がいつか家を建て替えるときにと、大切に遺した木材と襖を仏間や部屋の端々に活かしてもらいました

父は生前、いつか家の建て替えをしたいと、山から切り出した木材を大切に保管し、また襖用の陶板も準備しておりました。それらを仏間の柱や部屋の端々に活かして欲しいとお願いし、アレンジしていただきました。家族の和と絆をより大切にしたいと、母の希望でリビングを家の中心に配置し庭に囲まれるように造りました。母の好みで配した丸窓からは、長年見慣れた庭の木々が見えます。息子がいますので、将来は2世帯住宅としても使えるよう、2階にもキッチンなど水回りの設備を備えつけられるようにしています。先祖の努力と積み重ねてきた実績のおかげで、父と母の思いを大切にしながら息子の将来も考えた思いどおりのわが家が完成しました。ウエムラさんには、設計から施工まで丁寧な打合せとご提案をいただき本当にありがとうございました。