JR大野城駅近くの築45年4階建てマンション。息子が引き継げるよう建替えを検討していました。(From477)

名称 ブルージュ春日野
概要 1階 店舗4区画/ 1K 12戸 / 2LDK 18戸
構造 鉄筋コンクリート造 7階建
延床面積 1978.14m²
敷地面積 982.51m²
竣工日 2026年2月21日
所在地 春日市春日公園

築45年の4階建てマンションを7階建てに建て替え。
将来建物を受け継ぐ息子さんご夫婦とともに、ご主人のアルバムを見ながら建設に込めた思いを話してくださいました。

将来を見据えた土地活用の柔軟性を考慮し、建物の規模を抑え、配置を工夫したプランに決定。

JR大野城駅から徒歩3分、西鉄白木原駅からも徒歩圏内のこの土地に昭和54年頃、4階建てのマンションを建設しました。1階がテナント、2~4階が賃貸住居でしたが、夫は晩年建物の老朽化をとても気にしており「建て直して息子が引き継げるようにして欲しい」という夫の遺志を、早く私が実現しなければと思って今回の建て替えを決めました。建物プランについては、敷地をできるだけ有効に活用できるようにいくつかの案を検討して7階建てに決定。建物の規模をあえて抑え、敷地の端に配置することによって、現在駐車場として活用しているスペースにもう一棟ビルを建てることも可能なプランを選択しました。将来を見据えた土地活用の柔軟性を考慮しても、このプランが最善ではないかと考えました。

駅近の好立地を活かすため1階はテナント。外観やエントランスは設計士さんに相談してこだわりを実現していただきました。

駅近という好立地を活かし今回も1階はテナントにしました。火災などのリスクを考えて飲食店以外という条件で入居を募集しています。外観のカラーはグレー、ブラック、ベージュを組み合わせたモダンなデザインです。建材は光によって色や印象が違って見えるので、屋外に建材見本を持ち出して確認してから選びました。1〜2階はタイル貼り、3階以上を吹き付けにし、そこに傾斜で立体感を持たせた飾り柱を設置。どの角度で傾斜をつけると効果的か設計士さんが熟考してくださり、おかげさまで建物の個性的なアクセントになっています。私がとくにこだわったのは、建物の顔となるエントランスです。光沢のある石調のタイルを外側と内側両方に使い、重厚感を出しました。玄関ホールからエレベーターへ向かう通路に大きな窓を設置したので、日中は照明なしでも光が注いで明るく、気に入っている場所のひとつです。

外観とマンションロゴ

人気の校区内の立地であるため、間取りには1Kの他にもファミリー向けの2LDKを採用。家事動線がスムーズで開放的な仕上がりに。

人気の校区なので、独身向けの1Kだけでなく若いファミリー用の2LDKも取り入れました。2LDKには2タイプあり、広めのタイプのほうはあえて廊下部分をなくして居室スペースを広くとり、それぞれの部屋が水回りを囲むように配置しています。それにより家事動線がスムーズになり、引き戸を開ければすべての部屋が繋がるので広々として見え、どこにいても家族の存在を感じる間取りとなっています。2LDKは明るくあたたかい雰囲気、1Kは都会的でスタイリッシュにと間取りごとに床や壁のカラーリングも変えています。建物名の「ブルージュ」は、海外旅行が好きだった夫が「次のマンションにはこの名前をつけたい」と言っていたベルギーの都市名です。この街は「天井のない博物館」と称され、世界で一番美しい街といわれています。夫の念願を叶えた素敵なマンションが完成し、安堵感とともに喜びで胸がいっぱいです。

エントランスと室内