
| 名称 | ハイランド野十郎 |
|---|---|
| 間取り | 2LDK 3戸 / 3LDK 9戸 |
| 構造 | 壁式鉄筋コンクリート造 3階建 |
| 延床面積 | 1038.29m² |
| 敷地面積 | 1346.51m² |
| 竣工日 | 2025年10月29日 |
| 所在地 | 久留米市東合川町 |
10棟の貸家を弊社規格型マンション「ソピア」に建て替え。
受け継がれてきた土地の歴史や新しい建物への思いを、オーナー様ご本人と息子さんにお伺いしました。
老朽化した10棟の木造貸家を賃貸マンションに。軟弱地盤という難題もマンションは3階建てで、一部空き地は月極駐車場に利用することで解決。
むかしこの辺り一帯は田んぼが広がっていましたが、次第に住宅やアパートが建ちはじめ、最後まで残っていた田んぼも30年ほど前に造成し、10棟の木造住宅を建てて貸家を始めたのです。最近ではかなり老朽化が進み、修理をしようにも部品が手に入らない、修理代がかさむなどの事情から近年は入居者を募集することもありませんでした。つい最近まで数世帯が住んでおられましたが、マンション建設が決まってからウエムラさんが立ち退き交渉を含め、更地にするところから携わってくださったのでスムーズに進みました。ただ地盤調査の結果、もともと田んぼだったため地下に水脈があり、軟弱地盤で3階建てまでしか建てられないことがわかりました。5階建てを計画していたので大変残念でしたが、空いた土地は月極駐車場として利用することに。久留米市は車を複数台所有している世帯も多く、結果的にマンション用に用意していた駐車場が22台分では足りず、この駐車場を一部入居者に貸すことになりました。
外観やエントランスにはこだわりを実現。入居者に気持ちよく使っていただけるよう浴室やトイレも広々。
外観はブラウンとブラックをベースにホワイトがアクセントを添えるカラーリングにしました。ベランダのガラスパネルは一般には明るいすりガラスが多いのですが、これをブラックにすることでぐっと重厚感が増し、とても気に入っています。駐車場は出入口が2か所あるのでお出かけや駐車もスムーズ。エントランスには屋根つきの車寄せを備えており、雨天時にも濡れずに乗り降りできるようにしました。エントランス前にシンボルツリーとなるソテツと存在感のある石を配し、塀に琉球風のブロックを使ったのは息子のこだわりです。各戸までの通路はあえて落ち着いた色に仕上げ、室内はライトカラーの床材を選ぶなど明るさを重視。この雰囲気のギャップで部屋に帰ってきたときにパッと明るくなる、ほっとする住まいを演出しています。内装が淡い色なので、キッチンや洗面台は濃い色をポイントにするなどして引き締めています。浴室やトイレも広々としているので気持ちよく使っていただけると思います。
メンテナンスや入居者の応対を管理会社に任せることで手間がかからなくなり、大変助かります。
マンション名の「ハイランド野十郎」は、私の叔父である画家、髙島野十郎から名づけたものです(ハイランドは髙島の英訳)。このネーミングは管理会社社長の提案で、館銘板の「野十郎」の文字は絵画の直筆サインから作ってくれました。田んぼから貸家、そして賃貸マンションへと移り変わってきたこの土地。貸家時代は入居者の皆さんとのおつきあいも深く、何かあれば直接わたしたちのところに言いに来ていたのでその都度夫が対応していました。草むしりや清掃なども大変でしたがマンションはそうした手間がかからず、メンテナンスも管理会社にまかせているので大変助かります。息子がクリスマスの時期にはエントランスにツリーを飾り、正月には門松も立てていました。七夕の時期には笹を飾り、短冊を用意して願いごとを吊るして楽しんでもらいたいと言っています。入居者の皆さんが季節を楽しみ、くつろいでいただける住まいであるようにと願っています。
