田んぼから畑へ、そして賃貸マンションへ。時代のニーズに応えた土地活用ができました(from第210号)

名称 パークコート博多の森
概要 2LDK 9戸 / 3LDK 6戸
構造 鉄筋コンクリート造 3階建
敷地面積 1819m²
延床面積 1086m²
所在地 糟屋郡志免町片峰4-6-27,28

福岡の都心部までも手頃な距離で20年以上前から住宅地として開発されていた志免町。長年、この地で農業を営んでいた吉村様が愛着ある土地に建てられたのは住宅地の雰囲気に溶け込める明るい色合いの賃貸マンションでした。

この土地に、マンションを建てられたきっかけは?

私たちは長年夫婦でこの土地で農業をしてきました。この土地では最初は田んぼを作っていたんです。そこが減反政策により田んぼをやめることになり、今度は畑を作っていました。しかし、昨年ぐらいから妻が体調を崩してしまったこともあり、畑もやめて何か他の土地活用ができないかと模索していたんです。最近は周囲の農家もどこも似たような問題を抱えているようで、農協などでも土地の有効活用の問題はよく話題に上がっています。以前からたくさんの業者の方が来られていろいろな話がありましたが、農協の薦めもありウエムラさんにお願いして、今回のマンション建設の運びとなったのです。

周囲は閑静な住宅地で、とても住みやすそうですね。

このあたりは志免町役場の周辺となり、20年ほど前から住宅地として開発されて来ました.空港にも近く地下鉄で都心部まですぐに行けることや、東平尾公園など周囲に緑も多いことから、ベッドタウンとして根強い人気があるようです。小・中学校までも近く教育施設も充実していますし、昔からの『住宅地』の良さで家ごとの横の結びつきも強く、子どもをのびのびと育てることができる環境も整っています。
私どもも土地を活用するにあたって、分譲地として販売することや建て売りで販売することなども検討したんですが、現在は地価がだいぶ下がっていることもあり、賃貸マンションとして利用する方法を選びました。

建物に関する感想はいかがですか?

住宅地の中、ということもあり高さにある制限がありましたので、3階建ての建物を2棟建設することになりました。1階の部屋は各戸に玄関を設け、なるべく住宅地に溶け込めるようなデザインを心掛けました。外壁の色合いは白っぽい明るい色。室内もなるべく多く白を取り入れ、明るい空間が出来上がっています。全戸南向きなので、入居される方は外から見る印象よりもさらに明るく温かく感じるのではないでしょうか。軽量鉄骨ではなくコンクリート造にしたのでどことなく上品で高級感もあります。
建物に関しては、ほぼウエムラさんから提案頂いたことを参考にしながら決めていきましたが、想像以上に立派に仕上がりほっとひと安心しています。

オーナー様とお孫さん。「規模は小さくなりましたが、まだ畑仕事は続けています。露地栽培のトマトやきゅうりはやっぱり美味しいですよ」