病院をグループホームへリフォーム(from第185号)

名称 (1F)愛・あいデイサービスセンター
(2・3F)グループホーム 愛・あい
概要 2階 7室 3階室
竣工日 平成14年1月
構造 鉄筋コンクリート造 3階建
所在地 福岡市東区名島3-29-5

こんなに明るくやさしいイメージにできあがって、みんな喜んでいます。介護を必要とする方々が24時間体制の支援を受けながら、家庭のように温かい雰囲気の中で共同生活を送るグループホーム。開設に向けた今回のリフォームは、介護をする側される側、両者の立場に立った細かい心くばりが随所に生かされています。

今回リフォームを行うことになった経緯を教えていただけますか。

私どもは以前より介護サービス事業をいくつか運営しているのですが、いずれはグループホームも持ちたいと思っていました。平成12年に介護保険制度がスタートして国がグループホームの整備を積極的に進めることになり、福岡市では、全国でも珍しいのですが助成金が下りることになったのです。この機会にぜひと思っていたところ、ウエムラさんにご紹介をいただきこちらの建物を貸していただくことができました。もともとは整形外科医院の建物で、2階が病室、3階が院長先生のご自宅でした。場所も理想的だし、2階はもちろん、ご自宅のほうも廊下を挟んで部屋がたくさん並んでいましたので、それを利用すればあまり大がかりな工事をしなくても済みそうでした。

それでは、リフォームはスムーズに進んだのですか。

それが・・・部屋の廊下の広さなど、介護施設としての基準を満たすための指導がいろいろ入って、思った以上に改造箇所が増えてしまったんです。特に3階はすっかり改修しなければならないことが後になってわかりびっくりしました。2階も病室の広さが足りませんでしたし、当初玄関横に取り付けるつもりだったエレベーターも、建築基準法の制約で既存の建物の内側につくらなくてはならなくて、1階から3階まで床を抜いてつくったんです。予想外の大工事になってしまって少し不安になりましたが、結果的にはとてもゆったりしたいいものができて良かったなと思います。もともとの窓の位置を変えずに自然な配置で部屋を作り替えているのはさすがプロだなと思いましたね。

上村建設の仕事ぶりを見られていかがでしたか。

ウエムラさんって本当に良い方ばっかりなんですよ(笑)。利用者が使いやすく、介護がしやすいようにと工事の途中で何度も小さな注文をしたんですけれど、その都度マメに打ち合わせをしてくださって・・・。工事の前には近所への挨拶まわりなどもしてくださったし、1階がデイサービスセンターをオープンしていましたので、工事時間を決めるなどして騒音にも配慮してくださいました。カベや床の色もウエムラさんのアドバイスで変更したら、本当に明るい色に仕上がって、“きれいになりましたね!”って皆が喜んでくれました。他の事業所で働いている社員もここで働きたいと言って困っているくらいです(笑)。おかげさまで入居のほうもほぼ満室でたいへん感謝しています。